Application Deadline: 2022.9.16 5PM JST / Launch event 2022.7.26 4pm JST / Investor Day 2023.3.M
三菱ケミカルグループグループ(MCG)は、患者さんとそのご家族およびパートナーのQuality of Life(QoL)向上を目的とした最先端の技術を持つデジタルヘルススタートアップの皆様を募集しています。6か月にわたるTANAMIN Digital Health Challengeでは、①ALS患者さんとそのご家族のウェルビーイング、②分散型臨床試験のデジタル化推進、③日本における任意接種ワクチン接種の促進を目的とした最先端の技術を募集し、最終候補者の皆様とはMCGがサポートする有償のコンセプト検証を通じて、MCGのファーマ部門である田辺三菱製薬との長期的なパートナーシップの可能性を探索します。我々と共に医療・ヘルスケア分野に新たな価値を創造し、すべての患者さんとそのパートナーに希望を届ける企業を募集します。
MCGがサポートするコンセプト検証を通じた、MCGグループ企業との長期的なパートナーシップ (協業、ライセンス契約、製造契約等)、MCGのコーポレートベンチャーキャピタルによる出資可能性探索
検証プログラムのための助成金* 250万円(株式の希薄化を伴わない)
*追加の助成金については、個別のケース毎に評価いたします。Plug and Playネットワークへのアクセス
メンタリング、ネットワーキング、Plug and Playコミュニティのヘルスケアエキスパートによるワークショップ
ALSは、徐々に全身の筋力が低下し、最終的に呼吸機能が失われ、呼吸困難により死に至る神経変性疾患です。患者さんはALSの症状として自覚しにくく、ALSの専門医である神経内科に受診するまでに時間がかかってしまいます。それ故に確定診断を受けるまでに平均1-2年ほどかかっており、結果的にQOLを下げる要因となっています。ALSは難治性の疾患であり、治療中の患者さんにとってモチベーションを継続的に維持することもまた困難です。TANAMIN Digital Health Challengeでは、専門医への早期受診にかかる動機付けに繋がる解決策を見つけたいと考えています。また、ALS患者さんやご家族、その他の関係者皆様のウェルビーイングを向上させていくことを目指し、以下のデジタル技術・サービスを持つスタートアップ企業を募集しています。
[ 確認事項 ]
有償の実証試験に使用するプロトタイプを用意できているスタートアップ。実証試験は、日本の市場/規制で行っていただきます。コミュニケーション言語は、日本語もしくは英語が望ましいです。
昨今、分散型臨床試験(DCT)に注目が集まっています。分散型臨床試験は、遠隔での患者さんのモニタリングや生体サンプルの採取に関する課題がありましたが、現在では看護師等の訪問診療によってその課題も克服されつつあります。一方で、看護師による訪問診療は、看護師側の移動の負担や各国の規制に対応しなければならないなど、別の課題も抱えています。TANAMIN Digital Health Challengeでは、適応症や治療薬に関係なく、一般的な臨床試験に必要な技術によって、看護師の訪問を代替または最小化できるデジタルソリューションを募集します。詳細は以下の通りです。
[ 確認事項 ]
関連する規制当局から既に承認されている、または数年以内に承認される見込みがある技術を有するスタートアップであること。開発中の最先端技術を保有するスタートアップも応募可能ですが、デザインフェーズ段階のデバイスと、そのツールを使用したヒトの臨床データを有することが条件となります。
ワクチンは予防医療において非常に重要な役割を担っています。しかしながら日本では、小児定期接種ワクチンの接種率は高い一方で、任意接種ワクチンの接種率は自治体の補助金があるにも係らず小児及び成人を問わず極めて低い状況です。そこでTANAMIN Digital Health Challengeでは、スタートアップ企業のデジタル技術を活用し、任意接種ワクチン接種率を向上させる施策を見出したいと考えております。施策実現のため、以下のよう技術を有するスタートアップ企業を募集します。
[ 確認事項 ]
・他の利用目的で開発されたものを含む上記用途に使用できる既存技術を持ち、ワクチン接種に関連したフィージビリティスタディ実施が可能なスタートアップ企業。フィージビリティスタディの実施にあたり、日本の自治体と協業する可能性があるため、日本語を理解し、話すことができることが望ましい。
・POCは帯状疱疹の予防を目的としたワクチン接種で日本市場を対象とするものの、将来的には他のワクチンや地域に拡大してサービス展開できること。
2022年6月29日-
2022年9月16日
2022年9月17日-
2022年10月31日
2022年11月1日-
2023年2月28日
2023年3月中旬予定
A. セミナーやイベントの参加は、6ヶ月間のプログラム期間中5〜10時間までとし、それ以外は、スタートアップ企業とMCGの間で相互に合意した目標に基づき推進します。
A. 各テーマ1〜2社を予定しています。
A. 選考を通過したスタートアップ企業に対して、必ず出資が行われることはありませんが、本プログラムで実施した検証試験の結果に応じて出資を検討致します。
A. プログラムはオンラインで開催されますが、オプションでオフラインのイベントやミーティングに参加頂くことがございます。
MCGは、経営方針「Forging the future 未来を拓く」において、エレクトロニクス、ヘルスケア&ライフサイエンスを最重要戦略市場に位置づけて事業展開しています。さらに積極的なオープンイノベーション戦略のもと、当社がこれまで培ってきた化学技術と外部リソースから技術を取り入れ、新たなソリューションを提供していきます。
MCGのコーポレートベンチャー活動は日本とシリコンバレーに拠点を置き、有望なスタートアップ企業との戦略的パートナーシップを通してMCG全体の事業成長の機会創出を支援しています。2018年のファンド設立以来、概念実証実験などを含むグループ内の事業部とスタートアップ企業との連携は270件にのぼります。またベンチャー部からの直接出資もグローバルに行っており、これまで9件の出資を通じて、スタートアップ支援を積極的に行うことにより戦略的提携を深めております。
MCGは長期的視点でコーポレートベンチャー活動を構築しており、TANAMIN digital health challengeはこの活動の一環です。MCGベンチャー部では、今後もスタートアップパートナーの成功に向け、持続的かつ強力な支援を推進していきます。
三菱ケミカルグループグループ(MCGグループ)のファーマ部門である田辺三菱製薬は、1678年に創業、日本の医薬品産業発祥の地である大阪の道修町に本社を置き、医療用医薬品事業を中心とする製薬企業として、最も歴史ある老舗企業の一つです。MCGグループは経営方針「Forging the future 未来を拓く」の中で、ヘルスケアを最重要戦略市場に位置付けています。当社は、「病と向き合うすべての人に、希望ある選択肢を。」をMISSIONとし、これを実現するため、中枢神経・免疫炎症領域を中心に、有効性・安全性が高い患者層を見出し、治療満足度の高い薬剤をお届けする「プレシジョンメディシン」に取り組みます。また、予防・未病、重症化予防、予後にも目を向け、治療薬を起点に患者さんの困りごとに応える「アラウンドピルソリューション」を展開していきます。https://www.mt-pharma.co.jp/
mailto:press-japan@pnptc.com